社会保険労務士の概要

社会保険労務士という職業があります。社会保険事務所で働いたり、一般企業で働いたり、自分で独立して仕事をしている人もいます。統計上の平均年収は、500万〜600万円ですが、働く環境によって差があり、独立して軌道に乗れば1千万円の年収も夢ではありません。資格取得により、無資格の人よりも年収が良くなることは確かだと言えます。
人気の資格試験の上位にも入っている社会保険労務士の試験を受けるには、短大卒以上の学歴、行政書士の資格を持つ人、実務経験3年以上など、いずれかを満たさなければならないという条件があり、誰でも受験できる資格試験ではありません。そして、「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」「労働保険の保険料の徴収などに関する法律」「厚生年金保険法」「国民年金法」「労働基準法及び労働安全衛生法」「健康保険法」「労務管理その他の労働及び社会保険に関する一般常識」の8科目という広い範囲からの出題となり、にわか勉強では合格できないという特徴があります。高い報酬を得るためには、それなりの努力が必要だということです。
予備校や専門学校への通学または、通信講座には約20万円の受講費が掛かります。通信教育専門業者の講座の利用ならば、受講費は約6万円(業者によって開きはあります)程度に抑えられます。どちらも「教育訓練給付制度」を利用すれば、受講終了後に20%(上限10万円)が国から返金されますが、この制度を利用するには条件もありますので、ハローワークへの問い合わせが必要です。
費用は掛かりますが、例年9%の合格率を考えれば、独学で何年も受験を続けるよりも、予備校や通信講座を上手に利用する方が、合格への道は現実的になるでしょう。受験対策用に作られたテキストと専門の先生がいるということ、志を共にできる仲間がいるということは、モチベーションを上げるためにも有利になるでしょう。